妊娠中の体重管理について厳しく言ってきましたが、なぜこんなに体重管理を
うるさくいうのかというと、出産時に難産になりやすくなってしまうからです。
体内には産道といって、赤ちゃんが生まれて来る時に通る道があり、
ここを通って外に出てきます。
しかし、妊娠中に太ってしまうと産道にも脂肪が付いてしまい、出産時赤ちゃんが
なかなか下におりて来づらくなってしまいます。
また妊娠中毒症といってむくみ、高血圧、尿タンパクが出て母子共に危険な
状態になってしまう事もあるのです。
単純に計算すると出産までの10ケ月という妊娠期間に太って良い体重の目安は10s、
太り気味の妊婦さんはそれ以下の6s位といわれています。
最終的に臨月になると赤ちゃんの他に羊水や胎盤合わせて5〜7sの重さが
増えるので1ヶ月の計算だと約1s程しか増加してはいけないという事になるのです。
妊娠後期になってくるとむくみやすく、すぐ体重増加に繋がりやすいので適度な
運動、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
また、妊娠中の急激な体重増加は妊娠線が出来てしまう原因でもあります。
産後、後悔しない様十分に気を付けたいですね。
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